IPv6 の接続方式
IPv6 には、IPoEとPPPoEの2つの接続方式があります。IPoEは、Internet Protocol over Ethernetの略称です。
インターネット接続の方式は、現状 IPv4 PPPoEIPv6 PPPoEIPv6 IPoEの3つがあります。(2025-11現在)
※ IPoE方式は、IPv6のIPアドレスを使用したwebサイトにのみ接続可能で、IPv4のIPアドレスを利用したwebサイトにはアクセスできません。
IPv6のメリットとデメリット
IPv6 を利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 通信速度の改善への期待
- セキュリティの強化
※ 「IPSec(アイピーセック)」という技術が組み込まれているため、通信の盗聴や改ざんを防ぐのに役立ちます。
デメリットについては、以下のようなものがあります。
- IPv6 対応機器が必用
- IPv4 のサイトが閲覧できない
IPv4 over IPv6 のしくみは、ブロードバンドルーターで IPv4 のパケットデータを IPv6 に変換し、通信を行うというものです。
トンネリングによって、IPv6 に対応していない IPv4 のパケットデータでも、IPoE方式で扱うことができます。
※ IPv6 IPoE方式で接続していても、IPv4 over IPv6 の設定がなければ、IPv4 のWebサイトやWebサービスにアクセスしても通信速度は速くなりません。
※ 「v6プラス」が厳密にはインターネット用語(IT用語)ではなく、「株式会社JPIX」から提供されているサービス名です。v6プラス は、IPv4 over IPv6接続サービス(※)の名称です。
通信技術
- 4rd/SAM
- DS-Lite
- MAP-E
MAP-E
MAP-Eを利用すれば、IPv6 環境でも、IPv4 に対応したWebサイトを利用できます。
MAP-E のメリットには以下のようなものが考えられます。
- インターネット設定の簡略化
- 混雑の回避
- IPv4のみ対応しているWebサイトにアクセスできる
- ポート開放に対応
MAP-Eを用いた「IPv4 over IPv6」接続では「IDとパスワード」の入力が不要
また、デメリットには以下のようなものが考えられます。
- 対応するルーターが必要
- プロバイダーによっては追加料金が発生
- 固定IP接続ができない可能性
MAP-E を利用したIPv4 over IPv6では、IPアドレスとポート番号を複数の利用者で共有するため、接続のたびに割り当てられるポートが変動します。
IPv4 over IPv6の確認方法
IPv4 over IPv6 で接続されているか確認できるサイトがあります。